2022/08/18 07:24

夏になると食べたくなる「とうもろこし」

今でこそ白い粒のものもたくさん出回っている「とうもろこし」ですが、緑の皮から覗くプリッと艶やかな黄金色の粒々をイメージしますね。

今回は北海道の夏を代表する旬の味覚「とうもろこし」についてまとめてみました。

名前の由来

とうもろこしは漢字で書くと「玉蜀黍」と書くそうです。
元々、中国から来たモロコシという植物があり、同じイネ科でそれと似ていることから「唐」の「モロコシ」でトウモロコシと呼ぶようになったのだとか。

北海道出身の方々(私もそうですが)は「とうきび」と呼ぶことが多いですが、その場合は「唐黍」と書くようです。
ただの方言かと思っていたら、ちゃんとした漢字があるんですね。
(文章の中で見分けやすいので以下よりトウモロコシとカタカナで表記します。)

フルーツより甘い?トウモロコシの糖度

最近のトウモロコシは本当に甘いものが多いですよね。
甘くて美味しい果物として真っ先に思い浮かぶメロンでも通常は12度〜18度くらいの糖度と言われているそうですが、現在主流の品種の一つである「恵味ゴールド」は平均糖度が18度とされています。
人間がとても甘いと感じる糖度は14度くらいからと言われているので、18度前後の糖度がいかに甘いかが分かりますね。


スーパースイートコーンやフルーツコーンと呼ばれるようなトウモロコシは本当に糖度が高く、果物のような甘さと穀物としての味わいの両方を楽しむことができます。

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色で見るトウモロコシの違い

トウモロコシの粒の色がみんな同じじゃないのはご存知でしょうか?
近年は白いトウモロコシを見かけることも増えましたが、白と黄色の粒が混ざったバイカラーなるものもあります。
黄色3対1白といった割合で粒が混ざっており、現在日本のトウモロコシの主流となっているのはこの種類なのだとか。
それぞれ品種や産地の違いはあれど、このバイカラーが最も甘いとされているそうです。

そもそもトウモロコシは交雑を起こしやすく、すぐ隣の畑で白と黄色を植えると混ざり合ってしまうことも多いのだとか。
そういったトウモロコシの特性を利用しながら、甘くて美味しいトウモロコシが開発されてきたのでしょう。

美味しいトウモロコシの見分け方

こんなに甘くて美味しいトウモロコシ。
どうせだったらより美味しいものが食べたいですね。
そんなわけでトウモロコシの目利きで大事なポイントをいくつかご紹介します。

1.皮がついているもの
採れたての新鮮なものであれば、わざわざ皮を剥いてから並べる店はほとんどないと思います。
また、表面の厚い皮が剥かれていて内側の薄皮だけにされているものも、同じ理由で避けた方が良いでしょう。
品質の良いものをお求めの際は、ぜひ皮付きのものをお選びください。

2.皮の色が青々として濃い緑色
皮がついているのを確認したら、次は色合いを見てみましょう。
しっかりと成長しているトウモロコシは皮も厚く緑色が濃いものです。
色が薄いものやそもそも外側の皮が剥かれているものはやめておきましょう。

3.ヒゲがふさふさで色が濃い
トウモロコシの先端あたりから出ている(ように見える)ヒゲは、中の粒の数と同じとされています。
つまりヒゲがふさふさなら、中の粒もぎっしりと詰まっていることでしょう。

トウモロコシは基本的に畑でしっかりと完熟してから収穫をするため、このヒゲが黒かったり濃い茶色であればより完熟した良いものだと言えます。
特にヒゲの根本は黄色く、先の方は黒いといったものが一番良いとされています。
茶色や黒だと収穫から時間が経っていて鮮度が悪いものだと勘違いされることがあるので特に大事なポイントです。

4.持ってみて重たいもの
トウモロコシのサイズ分けは長さではなく重さで分けられているようです。
同じくらいの長さであっても手に取ってみて重さを確認してみると結構違うものです。
実のぎっしりと詰まった良いものを選びましょう。

5.先まで実が詰まっているもの
トウモロコシは先の方の粒が空いていることもよくあります。
もし十分に確認ができる状況であれば、先の方をちょっと握ってみると良いかもしれません。
皮に包まれ中が見えないものだからこそ、内側にも気を配ると良いでしょう。

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トウモロコシの美味しい茹で方

いろんな食べ方のできるトウモロコシですが、まずはシンプルに茹でたものを食べたいところ。
茹で方にはそれぞれ独自のやり方があったりしますが、ここでは一例として流れを紹介します。

1.薄皮は数枚残す
茹でる前にトウモロコシの皮を剥いて行きますが、全部を剥いてしまわずに2〜3枚の薄皮を残しておきましょう。
皮を取りきらずに実を一緒に茹でることで、より一層風味がよくなります。

2.最初は水から茹で始める
沸騰したお湯にトウモロコシを投入したいところですが、水の状態から茹で始める方がより一層甘みが増すそうです。
デンプンが糖化をするのに最適な温度帯でじっくりと加熱するためには、すぐに沸騰してしまうお湯の状態から始めるのではなく、水からゆっくりと火を入れていくのが良いとされています。

3.茹で過ぎに注意する
鍋で茹でた場合の所用時間は、沸騰してから2〜3分とされています。
そもそもが生で食べられるようなトウモロコシですから、あまり茹で過ぎないくらいがちょうど良いでしょう。
電子レンジで調理する場合も5分程度あれば十分に火が通ります。
(お使いの機種やワット数の違いなどにより変動があります。加熱時間の目安として覚えておきましょう。)

トウモロコシは甘さだけではなく、あのシャリシャリとした食感も美味しさの一つです。
調理の際は茹で過ぎないように気をつけましょう。

味の話ではありませんが、熱々のトウモロコシは素手では1秒触るのもやっとというくらい本当に暑いです。
茹で上がったトウモロコシを取り出す際には火傷に注意しましょう。

いかがだったでしょうか?
知ってさえいれば一つ一つは簡単な手順です。
せっかくの美味しいトウモロコシを最高の状態に仕上げていただきましょう。

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